マスクの適切な使用方法とサイズ選びついて
2020年1月下旬 横浜についた豪華客船の乗客から新型コロナウイルスに感染したというニュ―スが出た途端に市場からマスクが無くなってしまい、一般の人は大変困っています。
中国では、人が捨てたマスクをカバンに拾い集めている映像が流れておりビックリしました。
今、世界中が大変な状況となっています。
世界保健機関(WHO)からは、パンデミック(世界的大流行)と判断され、マスクを不必要に消費しないように適切な使用方法を求めています。
また、医療従事者が使用しているマスクにもサージカルマスクとN95マスクの2種類あり、
皆様がドラッグストアなどの店舗で購入されているのはサージカルマスクです。
サージカルマスク | N95マスク |
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このサージカルマスク(医療用マスク)ですが、もともとはサージカル=外科手術用という意味であり、外科医が清潔野の汚染を防ぐことを目的にしたマスクなのです。
マスクサイズの適切な選び方
このマスクですが、適切な場面での使用をしても、フィットしたものでなければ、効果は低いと考えられます。
その為、基本的には顔に適したサイズのものを選ぶことが大事です。
適切なマスクサイズの目安は、以下の3つの手順で簡単に測ることができます。
①親指と人差し指でL字型をつくる
②耳の付け根の一番高い所(A)に親指の先端を当て、鼻の付け根から1㎝下の所(B)に人差し指の先端を当てる。
③その親指と人差し指までの長さを測る。
A-Bの長さによりマスクを以下のように選択する。
A-Bの長さ (cm) | 適切な マスクの規格 | マスクサイズの目安 (幅×高さ)cm |
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9~11 | 子供サイズ | 12~14.5 × 8 |
10.5~12.5 | 小さめサイズ | 15.5 × 8~9 |
12~14.5 | 普通サイズ | 16.5 × 9 |
14~ | 大きめサイズ | 17.5 × 9 |
(大西一成著:『マスクの品格』より)
写真の女性の場合だと13.8cmぐらいでしたので「普通サイズ」が適切であるということが分かります。
マスク着用の目的とは?
次に、マスク着用の目的はどのようなものがあるのでしょうか?
マスクは主に以下の4つの目的で着用されます。
①空気中の粒子やガスを体内に取り込まない。
②菌や唾などを外に飛ばさない。
③鼻や喉の粘膜を保湿・保温する。
④顔を隠す。
①→主に花粉症や工事現場の方が多い。
②→咳エチケットとして使用されている。
③→鼻や喉頭の手術後や声帯を保護用など。
④→芸能人や化粧をしていない女性などが使用。
最近では・・・⑤の感染予防策として
・混みあった場所
・特に屋内や電車
・バスなど換気が不十分な場所での予防策です。
⑤感染予防策も加わると、着用する場面は非常に多くなりますね。
ただ、マスク着用が感染を防ぐことには不十分であることを同時に認識しなければなりません。
私たちが今できることは、
・マスクを触る時は、手洗いと消毒を行う。
・周囲の人から1~2メートル以上の距離を保つ。
・窓の開けれる場所にいる時は換気を行う。
これらを組み合わせながら、
ご自身や周りの方を守っていくことが大事です。
マスクを外した時は外側は不潔と見なすので、
顔に触れている面を下にして清潔な所に置くようにしてください。
専用の場所にハンカチを置くと良いです。
外す前は手洗いをするようにしましょう。
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