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ハッピーホルモンについて - ハクゾウメディカル株式会社

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看護師・助産師「あっきょ」のコラム

ハッピーホルモンについて

作成日:2020年07月09日(木)

『ハッピーホルモン』という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
正式名はオキシトシン。現代注目されているホルモンなんですね。

このオキシトシンは、脳内の視床下部の神経分泌細胞で合成され、
下垂体後葉から分泌されています。


オキシトシンは、授乳・分娩の促進などの機能を助ける働きを持っており、
助産師にとっては身近なホルモンです。

授乳期に赤ちゃんの泣き声をお母さんが聞くと、
胸(乳房)がジーンと張ってくる感じをご経験されたことありませんか?


その時に分泌されているのが、オキシトシンというホルモンとなります。

また、分娩の時に陣痛が弱く、誘発をした経験がある方は『アトニン』という
注射薬を点滴を使用していますが、これがオキシトシンです。

ハグをしたり、タッチングすることにより、このホルモンが脳内から分泌され、
人を幸せな気持ちにさせてくれるとはびっくりしました。


現在、3つの密に注意し、ソーシャルディスタンスをとることから、
ハグの代わりにどうすればいいのでしょうか?

実際は、電話で声を聞くと同時に抱き枕を抱きしめることで、
このハッピーホルモンが分泌されるとNHK『ガッテン!(ためしてガッテン!)』という

番組で放映されていました。

また、このホルモンは抗ストレス作用を持っていると言われ、人間関係をよくする効果が
科学的、医学的にも根拠として示されています。

それは、親子・男女・友人・社会での仲間、付き合いをよくする調整能力とも言えます。
今まさしく私たちに必要なホルモンです。

スウェ―デンでは、子供の教育にも取り入れているようです。

手のひらでアイロンをかけるようなイメージで

とある看護大学の授業で行っている風景を目にしたのは、
床(三角座り)または椅子にゆったり座って、

(前に机があれば、クッションを置き椅子の背もたれを前にして座る)前の人の背中に
両手のひらをぴったり当て、
1秒間に5㎝程度のゆっくりとした動きでさすっていきます。

手のひらでアイロンをかけるようなイメージです。

①背中の真ん中から弧を描くように
column A 8 2


②肩、背中の一番外側のラインに沿ってなでる。

column A 8 3


③腰の位置から首に向かってハートを描くようになでる

column A 8 4



このような一連の動作(1日10分程度)を行うことで
背中をなでてもらう人もなでる人にも

ハッピーホルモンを感じてもらえるのではないでしょうか。

暖かい手のぬくもりを、皮膚を通して相手に伝える。
背中へのアプローチは対面よりも感染対策には効果的と思われます。

一度お試しください。    

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